Tuesday, July 24, 2012

今年の平谷‥

 一年が経つのは早いもんです^^ 
去年の初めての平谷は52分のタイムオーバーで完走扱いならずで、悔しくも涙を呑んだわけです。リベンジの今年こそはと、平谷まで再度闘いに挑んだのですが‥結果は完敗でした。
スタートは7時41分、スタートしたての1セク2セクは、確かにみんなと連んでいたのですが、いつの間にか徐々に水をあけられ、気がつくと独り黙々と沢を走っていました。
黙々と走っていた、と書くとさぞや颯爽と沢をこなしていただろうと想像しがちですが、正確な表現は、ドタバタと四苦八苦、喘ぎながら汗ダクダクで、気がつくと立ち止まって息を整えなきゃ、まだまだ続く沢の移動に耐えられなかったのです。
去年の一度の経験などは何の役にも立ちませんでした‥流石に平谷は手強い^^;
全体の走行距離は約60kmだそうですが、25セクションを持ち時間七時間で走破することを考えると、30分オーバーまでが完走扱いとなるので、この30分は予備と考えて、1セクションに当てられる時間は平均約16.8分と云う事になるのでしょうか。
あの辛い移動をこなして、下見をしてセクショントライ、休むまもなく次へと進む‥
振り返ってみても、とてもボクの体力テクニックでは、完走の可能性は限りなく低いように感じます。
あの沢の岩また岩、勿論上級者は岩のあたまをポンポンと飛んで行きます。雨でぬかるんだ下り斜面、目の前でライダーがマシンと別体で滑っていき、ボクももう玉砕覚悟です。木の根っこが剥きだしの獣道、ここではリヤブレーキを掛け過ぎで横に滑って転倒、殆んどがこんな移動の中、たまにコンクリートの公道へ出るとホッとしてしまいますが、すぐに沢に戻らされてしまうのです。
体力が尽きて、両方の向う脛の筋肉が交互に攣る、右の太腿が痙攣をはじめる、両人差し指が固まってしまい、フロントブレーキもクラッチのコントロールも頭で考えたことが伝わらない、こんなことが繰り返し襲ってきて、残り時間が益々少なくなってくると、何とか完走圏内までにゴールをしたいと、セクションをエスケープして先へと進むのですが、前のセクションでトライしていたライダーにいつの間にか追いつかれてしまうのです。こりゃますます時間を稼ごうと、またエスケープして先を急ぐのですが、その度に移動で体力が尽きて休息を余儀なくされ、また先ほどのライダーに追いつかれてしまう、この繰り返しでした。
帰りの車の中で悶々と考えてたのですが、これはまったく逆効果ではなかったか!?
やはり本来の走り方の、辛くとも次のセクションまで堪えて移動をこなし、セクションについたら下見してトライをする、この「下見トライ」をひとつの休憩いや愉しみと考えられれば良かったわけです‥あまりに16.8分に拘り過ぎてしまいました。
去年の52分オーバーも30分までは圏内なので、オーバー分の22分を25セクションで割ると、たったの0.88分を、1セクションにつき縮めれば良かったわけですが‥
でもね、要は本来のトライアルを愉しむと、ひとつひとつのセクションを、日頃の練習成果を試す、こんな愉しみを忘れていました‥
あまりに完走と時間の二文字が頭を占めすぎていたみたいです。たとえ持ち時間をオーバーしたとしても、ゴールに辿り着いた方が、今回のような途中リタイヤよりも、どれほど充実しているか‥
そうなんです。今回は19セクションが終わったあとの沢の移動で、チェーンが外れフロントスプロケットに噛んでしまい万事休す。手持ちの工具でもスキルでも想定外の出来事に対応できず、空しくバックマーカーと一緒に生還できたのは、ゴール時間を遥かに過ぎた四時頃ではなかったか、堪能したといえば確かに時間的には堪能できましたが、昨年の達成感や充実感はちっとも沸いてきません。宿に戻っても、その苦労話に明け暮れる空しさが募るばかりです。
やっぱり大会は、時間を過ぎたとしても最後まで走って、完了したいもんです。


上の画像は、そのスタート前の意気揚々とした面々です。下の画像はまだひとり、トライアルウェアーに身を包んだ生還後の画像です。生の画像を見れば、昨年に較べ疲労感も達成感も感じられません。取り合えずは一年に一度の目標、平谷は走った来た、という感じです。では来年こそは、と云われれば、今はまだ何とも意欲が‥^^;



Tuesday, July 17, 2012

あっと云う間の一年‥

 すでに三週間ほど前から保安部品を付け、各部のOHをいつものSWMにお願いして、慣らしをしておりましたが、いよいよ22日の平谷へ向け最終チェックを‥
この暑い中ガレージに籠もって、普段仕様よりもよく見える老眼鏡に掛け替え、まずはエアクリーナーとボックスの清掃を‥^^


 沢だらけの中で七時間、昨年は三度ほど転倒を余儀なくされ、濡れたグリップが緩まないように、またプッシュロッドが転倒の際飛ばないようにと、仲間から勧められ、慣れない手付きでワイヤリングを、昨日の神沢練習のあとから既に四度目、やっと成功‥でも転倒だけは避けたいネ^^;


 これも仲間手造りのチタン製のボルト&ナット、以前から手に入れていたのですが、やっと平谷へ向け取り付ける事にしました。一度取り付けてから動きがスムーズではないと、再び外して、手持ちのシマノ製の自転車用グリスを塗り再び装着、これでチタン製のステップとブラケットに加えて、軽量が増します‥^^


 チェーンのグリスアップやボルト類の緩みをチェックして、最後は携行品の部品類や工具類をざっと整理して今年の平谷へ備えます。


今週の土曜に長野県平谷村へ向け出発、その日のうちに車検を受け、その後は翌日のスタートまで車輌保管されしばしのお別れです。前夜ミーティングが終わり、宿へ入ったあとは仲間と軽く盛り上がり、翌日日曜七時頃再びスタート会場の平谷高原スキー場までトランポで移動、記念撮影が終わり、スタート10分前にマシンを受取り、いよいよ幕が切って落とされます。今年はどんなトライアル(試練)が待ち受けているのでしょうか、今からとても楽しみですが‥^^